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But you're so far away
by dec5hiro

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大地震の日のこと
2011年3月11日。
いつものように当たり前に通勤し、当たり前に仕事をして
当たり前の業務をこなし、当たり前に帰るつもりでいたのだけども。
品川の高めのビルで仕事をしていた私は
15階で最初の揺れを感じ、周りにいた数名に「ドア、開けときますか・・」と
恐る恐るドアを開けに行こうとしたあたりから、
揺れが増幅し、ビルは撓り、キャスター付きの椅子はどこそこへ行き、
執務室から出たところで揺れは最大となり
普通に立っているのも難しいほどだった。
何度かの余震を経て、帰宅が難しいことを知り、
相方さんと駅で合流できたのは23時前になろう頃だった。
その頃には相方さんと合流できることの安心感と、
このままイキナリまた大きな地震が襲ってきて二度と顔も
見れなくなるんじゃないかという恐怖感とが入り混じっていて、
無事に見つけた時は本当に涙が出た。

そして帰れない夜。余震の続く深夜。
朝になっても人が溢れかえる都内、売り物のないコンビニ。
ひたすら電源を探して辿りついたルノアールで暖かい珈琲にありつけ、
窓辺で朝日の暖かさに浸りながら
ようやく手に入れた新聞でこれが現実であるということを少しずつ実感する。
通常の運行を止めてしまったJRのお陰で
色々な駅・色々な路線を渡り歩き、ようやく帰宅したのは夕方前だった。
家の中は家具が移動し、倒れていたものもあったけど災難ではなく、
たくさんの人に励ましてもらったことをシンミリと思い返して
自然と涙が溢れてどうしようもなかった。

落ち着きを取り戻そうとしても不安が勝ち、
心から眠れたのは日曜の夜だった。
思い返すと今でも感謝の気持ちでいっぱいになる。
私はここへ引っ越してきて、正直言うと心細い気持ちは
一日も拭えなかったけど、
あの夜、私を心から支えてくれた人が大勢いて、
私の無事を心から喜んでくれた人が大勢いた。

何日かして、熊本の家族には「どうして帰りたいと言わないのか気を揉んでいる」と
言われたけど、ようやく本心に辿りつけたのだ。
私はここで知り合った人たちと一緒に頑張りたいのだと。
ここに居るのは私の最大の選択で、今まさに大事にしたいことなのだと。
嘘のない、本心が、熊本へ帰るという選択をしなかったのだと。
ここで知り合った人たちは掛け替えのない存在なのだと。
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by dec5hiro | 2011-03-23 20:51 | Soliloquy