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But you're so far away
by dec5hiro

恋愛小説の主人公への感情移入
本にお金をかけていると
気付かないうちにお財布の中の諭吉さんが
あたしに断りも無く姿を消してしまう。
いわば神隠し。
一種の怪奇現象。七不思議。ミステリー。
サスペンスとまではいかないけど。

それに気がついて、そして本を読んで自分に10%くらいの
還元が出来るような本を多く読みたいと思うようになって、
読む本をなるべく実用的な本に絞ってきた。
買わなくなった本は沢山ある。
雑誌を買わなくなった。
メイクのための本も買わなくなった。
アクセサリーやネイルみたいに、自分の外見を飾るための本も。
そして人の心の中を盗み見るような、
ある種の覗き見のような恋愛小説も買わなくなった。
昔とっても好きだったファンタジーも手に取らなくなった。
変わりに、ビジネス書や新聞や資格取得のための本や、
自己啓発、金融、時事問題なんかが書いてある
難しそうな本にお金を出すようになった。
そうすると、不思議と怪奇現象も納得できる気になる。

最近、一緒に働く二人がハマっているというから
話のネタに、と思って恋愛小説を借りた。
今も昔も変わらない、他人の恋愛を盗み見るような感覚。
あたしは、恋愛小説の主人公に感情移入するということが
どちらかというと苦手だったけど、それも今も昔も変わらない。
読んだ後、本にお金をかけるというのは
時間とお金がかかって、それでいてローリターンな投資だと感じた。
恋愛小説自体に対する感想は言及する必要も無い。
感情移入はなかなか思うようにいかないし、
貸してくれた二人がいうような心がキューンとなる感じも正直感じなかった。
自分の恋愛で感情表現が下手だと、
恋愛小説の主人公にも感情移入がしにくくなるんだろうか。

人の恋愛は心に残らない。昔より、ずっと最近はそう思う。
人の事を簡単に信用しないからかもしれない。
自分のことは他人にはわからないと思っているからかもしれない。
むしろ簡単にわかる、と言われると躍起になって反対したくなる。そんなはずない、と。
本ならなおさら。自分には残らない。
こんな恋愛の形もあるよね、とか
こんな恋愛できるほど女ってバカなんだろうか、とか
そんな冷たい視点でしか読めなくなってしまった。

むしろ、彼女たちの感じ方は素直で正直で真っ直ぐなのかもしれない。
あたしが単にひねくれてるのかもしれない。
誰がそんなこと決めるんだろう。ミステリーだ。
でもそんな風に、一度でいいから他人の目を借りて
他人の視点で物事を見てみたい。
そしたらこのミステリーも少しは光が見えるかもしれない。
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by dec5hiro | 2009-01-30 23:13 | Soliloquy
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